国立大学職員になるのは辞めた方がいいのかな?
たまに聞きますが実際はどうなのでしょうか?
例えば、給与が第一の場合はどうでしょうか?
残念ながら、そういう人は国立大学職員はやめておいた方がいいです。
給与の面では、私立大学が圧倒的にいいです。
次に地元での就職を希望する場合です。
特に地元が地方の場合は、国立大学職員はいいです。
国立大学職員は国家公務員の待遇に準じているため、地方でもそこそこの給与が期待できます。
働くうえで何が大切なのかを考えよう!
・国立大学職員の働き方
・国立大学職員の給与や福利厚生
・国立大学職員になることのメリットデメリット
以下の本では大学職員の仕事内容や国立と私立の違いについてより深く知ることができるのでオススメですよ!
国立大学職員はやめておいた方がいい?知っておくべき5つのリアル
国立大学職員に転職を考えているあなたに、知っておいてほしいリアルな5つのポイントがあります。
年収の実情や職場環境など、転職を考える上で重要なポイントです。
次の5つのポイントについて、それぞれ解説していきます。
- 年収の実情を理解する
- 不公平感を感じる場合がある
- 地域貢献の実感
- ホワイト職場である可能性
- 働きがいの有無
是非、転職活動に役立てください!
年収の実情を理解する
国立大学職員の年収は安定していると言われがちですが、実情は職種や経験年数によって大きく異なります。
一般的に、民間企業に比べて高額な年収は期待できません。
公務員の給料を想像するといいね!
転職した際は、前歴を参考に給与が決められます。
しかし、新卒29歳と中途の29歳ではほとんど給与に差はありません。
実際に、年収に関する情報は以下のような傾向があります。
- 新卒入職の初任給は公務員としては標準的
- 昇給のペースはゆっくりで、大幅な収入アップは期待薄
- 管理職になると年収が大きく跳ね上がる可能性あり
これらは、国家公務員の待遇に準じています。
年収の実情を把握し、自分の将来に合っているかを考えてみてください。
また、公務員特有の福利厚生や安定性は問題ありません。
給与が第一であればいいですが、転職を考える際には給与だけでなく、仕事の内容や将来性もしっかり考えましょう!
不公平感を感じる場合がある
大学職員に限った話ではありませんが、国立大学職員の中には、職場での役割分担や昇進制度において不公平感を感じることがあります。
特に、前職での経験やスキルが十分に評価されない、部署によって残業時間が異なるなどがあります。
他には、以下のような状況が考えられます。
- 昇進や評価制度が年功序列で、実力主義ではないことが多い
- 新しいアイデアや改革を推進するのが難しい文化がある
特に仕事をしなくても給料がもらえるため、そこも不公平感を感じる要因の一つです。
仕事量に差があっても、給料に差がないことも、、、
転職を検討する際には、事前に希望大学の職場文化や制度について情報を集め、自分に合った環境かどうかを確認することが大切です。
積極的に情報収集を行い、後悔のない選択をしましょう!
地域貢献の実感
国立大学職員として働く魅力の一つに、地域社会への貢献が挙げられます。
大学の教育や研究活動を支えることで、間接的に地域の発展に貢献することができます。
実際に、地域貢献を実感する機会は以下のように多岐にわたります。
- 地域連携プロジェクトへの参加
- 学生の社会貢献活動のサポート
- 地域イベントの企画・運営
地域貢献の実感は、仕事に対する満足感ややりがいに直結します。
自分の働く意味や社会への影響を感じたい方にとっては非常に魅力的かもしれません。
国立大学職員として少しでもやりがいを感じながら働きたいのであれば、地域貢献はオススメです。
基本的にはホワイトな職場
国立大学職員の職場は、基本的にはホワイトです。
残業が少なく、休日もしっかりと取得できることから、ワークライフバランスを重視する方にとって理想的な環境です。
具体的に、ホワイトな職場環境の特徴は以下の通りです。
- 給与がそこそこ良い
- 定時退社が基本で残業が少ない
- 有給休暇の取得が容易
部署や時期によっては、残業が多くなることもあります。
それでも、教員のように月に60時間や80時間も残業することはありません。
また、残業すればその分だけ残業代がつきます(限度はありますが)。
オープンキャンパスや入試の日は休日出勤もすることになります。
しかし、休日出勤分は平日に振り替えたり、給与にプラスしたりすることができます。
教員の世界とは大きな違いだね!
個人的には、残業した分をしっかり給与で返してくれるだけでもかなりホワイトです。
大学職員の友人に話を聞いても、たくさん残業した月でも20時間だそうです。
また、仕事の進捗に余裕があれば、有給休暇も取得しやすいです。
その友人は、毎年の有給を使い切るそうですよ。
私は毎年30日以上余らせてるな、、、
教員という現状からみれば、大学職員はかなりホワイトな職場と言えそうです!
ただし、ホワイトな大企業でバリバリと働いている方にとっては、むしろグレードが下がるので、よっぽどの理由が無い限りは転職をオススメしません。
働きがいの有無
国立大学職員としての働きがいは、ほとんど無いと思った方がいいです。
なぜなら、毎日がほとんど変わらないルーティーンワークだからです。
そのため、安定した暮らしと充実したプライベートだけを求めるのであれば、大学職員は最高の転職先です。
仕事にやりがいなどを求めるのであれば、国立であっても私立であっても大学職員はオススメしません。
しかし、小さな働きがいを感じる場面はあるようです。
実際に、働きがいを感じる瞬間は以下のような場合です。
- 学生や教員からの感謝の言葉をもらった時
- 大規模なプロジェクトが成功した時
- 研究成果が社会に貢献した時
小さな事だけど嬉しいよね!
自分が何をもって働きがいを感じるのか、転職前にしっかりと考えておくことが大切です。
国立大学職員の年収は?私立との違いを解説
国立大学職員の年収について、私立大学職員と比較しながら解説していきます。
私立大学職員との給与の違いや昇給・賞与の実態について、詳しく見ていきましょう。
- 私立大学職員との比較
- 給与体系の理解
- 昇給・賞与の実態
それでは、一つ一つ詳しく説明していきます。
私立大学職員との比較
国立と私立大学職員の年収には、いくつかの違いがあります。
国立大学職員は公務員扱いであり、給与体系が国の規定に基づいているのに対し、私立大学職員の給与は学校ごとに設定されています。
具体的に、年収の違いは以下のようになります。
- 国立大学職員は安定した給与体系で昇給が予測しやすい
- 私立大学職員の給与は学校の財政状況に左右されやすい
- 一部の私立大学では高額な年収を得ている職員も存在する
私立大学は大学によって待遇に差が出ます。
給与で大学を選ぶなら学生数4000人以上は必ず条件に入れましょう!
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
国立と私立、それぞれにメリットとデメリットがあります。
自分の働き方や将来設計に合わせて、どちらの職員として働くか検討してみてください。
給与体系の理解
国立大学職員の給与体系は、国家公務員の規定に準じています。
基本給、各種手当、そして昇給のペースが明確に定められているため、安定感があります。
ここで注目したいポイントは以下の通りです。
- 基本給は経験年数や職務内容によって決定される
- 家族手当や住宅手当など、福利厚生が充実している
- 公務員の給与改定に合わせて、給与が見直されることがある
地域によって多少の差は出ることがありますが、国立の大学職員はどこもそんなには変わりません。
昇給・賞与の実態
国立大学職員の昇給・賞与の実態についても、知っておくべきポイントです。
昇給は年功序列が基本であり、勤続年数が長いほど給与が上がる傾向にあります。
賞与に関しては、年2回の支給が一般的で、国の財政状況によって変動することがあります。
具体的なポイントは以下の通りです。
- 昇給は安定しており、予測しやすい
- 賞与は経済状況によって変動するが、一定の安定感がある
- 経験や能力に応じた昇給制度への変更が進んでいる場合もある
昇給や賞与の実態を把握しておくことで、より現実的な転職計画を立てることができます。
転職を検討する際には、これらの情報をしっかりと確認し、自分にとって最適な選択をしてください。
国立大学職員の働き方4パターン
国立大学職員の職場環境は、大学の規模や部署、繁忙期の対応、休日出勤の有無など様々です。
これらの違いが、働き方にどう影響するかを解説します。
- 大学の規模による違い
- 部署による働き方の差
- 繁忙期の対応
- 休日出勤の実態
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
大学の規模による違い
国立大学の規模は、小規模なものから大規模なものまで様々です。
規模によって、職員の業務内容や責任の範囲が大きく変わります。
具体的には、以下のような違いがあります。
- 小規模大学では多岐にわたる業務を一人で担当することが多い
- 大規模大学では専門性が高い業務を専任で行う場合が多い
- 大学全体の方針や組織文化にも大きな違いが見られる
大学の規模を考慮することは、自分に合った働き方を見つける上で重要です。
職員の数が少ないと任される仕事量も多くなるよ
部署による働き方の差
国立大学内でも、部署によって働き方に大きな差があります。
学生支援や研究支援、事務局など、担当する業務によって求められるスキルや業務の忙しさが変わります。
具体的な違いは以下の通りです。
- 学生支援では学期の始まりや終わりが特に忙しい
- 研究支援では研究費の申請や管理が中心
- 事務局では年間を通じて安定した業務量がある
部署選びは、自分の得意分野や興味のある業務を考慮することが大切です。
ただし、希望部署に行けないこともあるので、興味のある部署はいくつか考えておきましょう。
繁忙期の対応
国立大学職員の繁忙期は、主に学期の始まりや終わり、入試期間などに集中します。
繁忙期の対応は、部署や担当業務によって異なります。
繁忙期の対応を把握し、仕事とプライベートのバランスを考えましょう。
休日出勤の実態
国立大学職員の休日出勤は、繁忙期やイベント時に限られることが多いです。
しかし、部署によっては休日出勤が必要な場合もあります。
具体的には、以下のような状況が考えられます。
- 入試や卒業式などの大学行事で休日出勤がある
- 緊急の対応が必要な時に限り、休日出勤を求められる
- 休日出勤した分の代休を取得できる制度がある
休日出勤の実態を知ることは、ワークライフバランスを重視する人にとっては特に重要です。
職場選びをする際には、これらのポイントを考慮してください。
国立大学職員はやめておいた方がいい?繁忙期と休日出勤の実際のところ
国立大学職員の繁忙期や休日出勤について、実際のところどうなのかを詳しく見ていきましょう。
これらの情報は、転職を考える際の重要な判断材料になります。
- 繁忙期のタイミング
- 休日出勤の頻度と条件
- 残業とその補償
- 休日出勤の振替休日
それでは、それぞれについて詳しく説明していきます。
繁忙期のタイミング
国立大学職員の繁忙期は、主に学期の始まりや終わり、新年度の準備期間、入試シーズンなどに集中します。
これらの期間は、以下のような業務が増える傾向にあります。
- 学生の履修登録や成績処理
- 新入生の受け入れ準備
- 入試の準備と実施
繁忙期のタイミングを知り、計画的に仕事を進めることで残業時間を減らすことができます。
休日出勤の頻度と条件
休日出勤は、繁忙期や特定のイベント、緊急事態に対応するために必要になることがあります。
頻度は部署や担当業務によって異なりますが、以下の条件で休日出勤が発生することが一般的です。
- 入試やオープンキャンパスなどのイベント時
- 年度末の業務締め時
- 自然災害などの緊急時対応
休日出勤の頻度や条件を事前に確認しておくことが大切です。
残業とその補償
国立大学職員の残業は、繁忙期に集中する傾向があります。
残業に対する補償は、時間外手当の支給や、時間に応じた代休取得が可能です。
具体的には、以下のような対応があります。
- 法定を超える時間外労働には手当が支給される
- 休日出勤した場合、振替休日を取得できる
損をしないためにも残業の補償制度はしっかりと理解しておこう!
休日出勤の振替休日
休日出勤をした場合、多くの国立大学では振替休日を取得することができます。
振替休日の取得ルールは、以下の通りです。
- 休日出勤した日数分の振替休日を取得
- 取得期限や条件は職場によって異なる
休日出勤の振替休日制度を利用することで、ワークライフバランスを保つことが可能です。
国立大学職員として働く際には、これらのポイントをしっかりと把握しておきましょう。
国立大学職員として働くことの長所と短所
国立大学職員としてのキャリアを検討する際には、その長所と短所はちゃんと理解しておきましょう。
安定性や福利厚生の良さ、地域社会への貢献、将来性など、さまざまな側面から考えていきます。
- 長所:安定性と福利厚生
- 短所:キャリアアップの限界
- 地域社会への貢献
- 将来性の考慮
それでは、詳しく見ていきましょう。
長所:安定性と福利厚生
国立大学職員の大きな長所は、その安定性と充実した福利厚生です。
公務員としての地位を享受することで、以下のようなメリットがあります。
- 定年までの雇用が保証される安定性
- 健康保険や年金制度などの福利厚生が充実
- 家族手当や住宅支援など、生活を支える多様な手当がある
これらの条件は、長期的にみて大きな魅力です。
短所:キャリアアップの限界とルーティンワークが日常
一方で、国立大学職員としてのキャリアには、昇進やキャリアアップの機会に限界があるという短所も存在します。
具体的には、以下のような点が挙げられます。
- 職位の上限や職種間の移動が限られている
- 業績に基づく評価制度が発達していない場合がある
- 革新的な業務改善やキャリアチェンジの機会が少ない
キャリアアップを目指す場合、これらの制約をどう乗り越えるかが鍵となります。
また、日々の仕事がルーティンワークのため、飽きてしまうかもしれません。
特に仕事にやりがいを求めないのであれば、短所にはならないでしょう。
国立大学職員は副業禁止?
国立大学職員が副業を考える際には、その可否や種類、法的・規則的な制約、仕事とのバランスの取り方を理解しておく必要があります。
副業に関するガイドラインを詳しく見ていきましょう。
- 副業の可否
- 副業の種類と選び方
- 法的・規則的な制約
- バランスの取り方
それでは、一つずつ詳しく説明していきます。
副業の可否
国立大学職員が副業を行うことの可否は、勤務先の規則や国の方針によって異なります。
多くの場合、国立大学職員の副業は禁止です。
OKの場合でも、事前に申請や報告が必要だったり、公務員法等に基づく制限がある場合があります。
そして、職務と利害関係が生じる副業は禁止されています。
副業を始める前には、必ず所属機関の規則を確認し、適切な手続きを踏むことが大切です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
法的・規則的な制約
副業には、法的な制約や勤務先の規則による制限があります。
仮に副業がOKだった場合、以下のことには気を付けましょう。
- 職務の公平性を害する恐れのある副業は禁止
- 情報の秘密保持や利害衝突の回避が必要
- 勤務時間中の副業や勤務先の施設・設備の利用は禁止
まとめ|国立大学職員への転職は慎重に
今回は国立大学職員への転職についてでした。
国立大学へ転職して後悔するのは、下調べが不十分な可能性が高いです。
人間関係が合わないなど、仕方ない理由もありますが、転職する前にメリットデメリットは十分に調べるようにしましょう。
以下の記事に大学職員へ転職して後悔するパターンをまとめています。
しかし、出世競争に疲れた人やブラックな環境から抜け出したいと考える人にとっては最高の職場だと言えます。