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国立大学職員は勝ち組なのか?【私立大学は待遇が良すぎる!?】

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国立大学職員は勝ち組だと思っていませんか?

海仁

国立大学職員は順公務員だし勝ち組でしょ!

本当にそうなのでしょうか?

国立大学法人に勤務する職員は「みなし公務員(準公務員)」と呼ばれています。

もともとは国家公務員であったため、待遇は国家公務員の待遇に準じています。

そのため、給与や福利厚生は保証されています

それならば、どこの国立大学職員でも大きな違いはないのかもしれません。

しかし、私立大学と比較してみるとどうでしょうか?

国立大学職員の給与面を見てみましょう。

参考として北海道大学の事務・技術職員(扶養親族がいない場合)のモデル給与では以下のようになっています。

年齢給料年収
22歳182,200円3,021,500円
35歳281,900円4,732,300円
50歳378,000円6,393,300円

※扶養親族がいる場合には、扶養手当(配偶者6,500円、子1人につき10,000円)を支給

参考>>国立大学法人北海道大学(法人番号6430005004014)の役職

海仁

悪くないね!

しかし、選び方によっては私立大学の方が圧倒的にいい場合もあります。

国立大学を目指している方もこの記事を参考に視野を広くしてみてください!

大切なことは何を優先するかです!

この記事を読んで分かること

・国立大学職員の働き方

・国立大学職員の給与と休日(私立大学との比較)

・国立大学職員のメリットデメリット

・私立大学職員のメリットデメリット

海仁

以下の本では大学職員の仕事内容や国立と私立違いについてより深く知ることができるのでオススメですよ!

目次

国立大学職員の働き方

国立大学職員の働き方

勤務時間などは大学によって様々です。

ただ、1日8時間労働の45分休憩です。

残業もほぼなく、定時で退勤できる日が多いです。

しかし、部署や時期によっては繁忙期にあたると帰りが遅くなる場合もあります。

例えば、税務課に勤めている友人は、繁忙期は終電になることもあったと言っています。

その分、残業代をしっかりもらっていたため、教員である私よりも多くもらっていました。

海仁

ちゃんと残業代が出るのはうれしいね!

残業はあるかもしれませんが、普段はそんなに多くないことと残業した分はしっかり給料に反映してくれるのは良いことですね!

そして、土日祝日は基本休みです。

しかし、オープンキャンパスや入試などで出勤しなければならない日もあります。

その場合は、平日に休みを振り替えたり、振り返られない場合は休日出勤分を給料としてもらうこともできます。

国立大学職員の給与と年間休日数

国立大学職員の給与と年間休日数

国立大学職員の給与と年間の休日数をみていきましょう!

地域によっては多少の差があるものの、ほぼ同じと言ってもいいです

比較として、日本で一番学生数が多い(国公立で)東京大学と比較的少ない鳴門教育大学をみてみましょう。

東京大学

東京大学は学部生と大学院生を合わせると約28,000人の学生が所属しています。

そんな東京大学のモデル給与は以下の通りです。

年齢(役職)給料年収
22歳(本部一般職員大卒初任給)180,700円 2,700,900円
35歳(本部主任)324,203円5,411,000円
50歳(本部副課長)435,219円 7,333,000円

※扶養親族がいる場合には、扶養手当(配偶者6,500円、子1人につき10,000円)を支給

参考>>国立大学法人 東京大学の役職員の報酬・給与等について

上記にある北海道大学と比較しても差はありませんね。

年間休日数を調べると125日です。

また「東京大学教職員勤務時間、休暇等規則」によれば、土日祝日は基本的に休みであることが書かれています。

鳴門教育大学

鳴門教育大学は、学部生と大学院生を合わせて約800人の学生が所属しています。

鳴門教育大学のモデル給与は以下の通りです。

年齢(役職)給料年収
22歳(本部一般職員大卒初任給)185,200円 3,037,280円
35歳(本部主任)280,092円4,653,921円
50歳(本部副課長)370,770円 6,240,568円

※扶養親族がいる場合には、扶養手当(配偶者6,500円、子1人につき10,000円)を支給

参考>>国立大学法人鳴門教育大学の役職員の報酬・給与等について

年間休日数は125日です。

抱える学生数を基準に2つの大学を比較してみましたが、違いはほぼありません。

国立大学法人等職員は国家公務員の待遇に準じているため、給与や休日含めて差はないと考えていいでしょう

私立大学職員の給与と年間休日数

私立大学職員の給与と年間休日数

国立大学職員の比較として私立大学職員もみてみましょう。

私立大学への就職や転職を考える際は、大学が抱える学生数に注目しましょう!

私立大学は学生数4,000人以上が目安

私立大学は学生数が多ければ待遇もよくなると考えていいです。

ただし、大手の私立はそれなりに採用倍率も高いです。

就職や転職を考える際は、作戦を立て対策をして臨みましょう!

しかし、私立大学の情報は昔のものであったり、そもそも公開されておらず口コミによる情報であったりと様々です。

参考程度に見てください。

同志社大学

open workによれば、回答者の平均年収は896万円でした。

回答者は11人で、年収の範囲は550~1350万円です。

基本は年功序列で役職にもよりますが、45歳で年収1000万を超えるというデータも過去にはありました。

それによる25歳でのモデル給与は以下のようになっています。

  • 25歳 基本給25万円 年間賞与185万円

また、年間の休日数も良いです。

マイナビの情報によれば同志社大学職員の年間休日数は139日だそうです。

関西阪南大学

阪南大学のHPによれば

夏期休暇期間(8月5日〜9月29日)の事務取扱は平日のみで土・日曜日、祝日は事務取扱いはなし

また、8月9日(金)〜16日(金)は、夏期一斉休業となりますので、事務取扱は行わない。

とあります。

阪南大学「夏期休暇期間の事務取扱について」

また、以下のモデル給与も示されています。

年齢(役職)給料ボーナス年収
35歳(係長)403,500円 3,020,065円8,406,865円(手当込み)
45歳(課長)541,600円3,919,096円10,816,696円(手当込み)
56歳(事務局長)708,300円5,004,313千円14,895,913円(手当込み)

リクナビの情報によれば、阪南大学の年間休日数は125日以上となっています。

国立大学職員のメリットデメリット

国立大学職員のメリットデメリット

国立大学職員のメリットデメリットを紹介します。

メリット

メリットは以下の点です。

  • 福利厚生が安定している
  • 地元で安定を求める人にとってはベストな職場
  • 残業が少なくプライベートな時間が確保できる
  • 産休制度も整っていて女性も働きやすい

福利厚生については言うまでもないでしょう。

地元が地方の人にとっては、働ける職場があまりないということもあるかもしれません。

私もそうでした。

仕事はあっても給与面で不安が残る。

そんなときに大学職員という職はオススメです!

また、残業も少ないので退勤後に趣味の時間にしたり、家族との時間にすることもできます。

デメリット

デメリットは以下の点です。

  • ルーティンワークで毎日がつまらない
  • 人間関係での悩み
  • 学歴マウントに悩むかもしれない
  • 副業禁止のところが多い

大学職員の仕事は基本はルーティンワークです。

毎日、変化のない仕事に飽きてしまう人もいるかもしれません。

また、学歴の高い人が多いと変な派閥ができる可能性もあります。

例えば、東京大学職員の出身大学をみてみましょう。

東京大学職員 出身大学

もちろん、採用に不利になることはありませんし、全員が高学歴であることもありません。

学歴にコンプレックスを持っている人や変な派閥間の争いに巻き込まれてしまうとめんどくさいですね。

本当に賢い人はそんなことをしてこないと思いますが、、、

また、国立大学職員は昔は国家公務員でしたので、副業禁止になっている大学が多いです。

大学によっては申請によって許可しているところもあるようですが、無申告で副業をしているとバレたときに処分されます。

私立大学職員のメリットデメリット

私立大学職員のメリットデメリット

私立大学のメリットデメリットもみてみましょう。

国立大学とどんな違いがあるのか。

メリット

  • 福利厚生が安定している
  • 地元で安定を求める人にとってはベストな職場
  • 残業が少なくプライベートな時間が確保できる
  • 産休制度も整っていて女性も働きやすい
  • 副業を許可している大学が多い
  • 給与が国立大学よりも良い
  • 夏期休暇が長くとれる

国立大学と被る部分もありますが、下3つは異なる部分です。

みてもらったように、学生数が多い私立大学は給与などの待遇がめちゃくちゃ良いです。

また、大学によっては夏期休暇を連続でとれるところもあります。

ただし、全ての私立大学がそういうわけではないので必ず調べてから就職活動をしてください。

何度も言いますが、給与面を考えるなら学生数4000人以上の私立大学です!

また、副業を許可している大学も多いです!

デメリット

デメリットも紹介します。

  • ルーティンワークで毎日がつまらない
  • 人間関係での悩み
  • 学歴マウントに悩むかもしれない
  • 地元の私立は潤っていない可能性が高い

ほぼ同じですが、国立大学よりも職員数が多い分、人間関係に悩まされるかもしれません。

また、私立ならどこでもいいわけではありません。

学生数や職員数の少ない私立に行ってしまうと、残業が多いにも関わらず残業代が支給されないなんていうことになってしまうかもしれません。

国立大学は全国的に安定していますが、私立大学を希望する際は気を付けましょう!

まとめ|選んだ国立大学職員で勝ち組になろう!

今回は、国立大学職員が勝ち組かどうかについて紹介しました。

国立大学職員、私立大学職員の双方にメリットデメリットがあります。

大切なのは

あなたが何を優先するのか

です!

「裕福でなくてもいいから地元で安定した暮らしがしたい」

であれば、国立大学職員がいいでしょう。

もちろん、地元に好条件の私立があればそこでもいいです!

「給与がいいところで働きたい」

この理由であれば私立一択です!

しかし、好条件の私立は採用倍率もすごいです。

あなた自身のワークライフバランスに沿った選択をしてみてください!

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この記事を書いた人

教師辞めて大学職員への転職を目指しています!
大学職員への転職について分かったことを発信していきます‼️
29歳 関東 高校理科/妻の妊娠を機に教員を辞めることを決意。
再来年度の転職を目指して活動中!

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