高校教師になるのって難しいと思いますか?
高校教師って倍率が高いから難しいイメージがある
確かに、学校数が少ないので小学校や中学校よりも倍率は高くなりやすいです。
では、高校教師になるのはやっぱり難しいのでしょうか?
小中と比べて、倍率の高さにビックリするかもしれません。
しかし、倍率ほどの難しさは感じませんでした。
それはなぜなのか?
詳しく説明していきます。
・高校教師になる難しさ
・高校教師になるのが難しい教科
高校教師になるのは難しい?実際の倍率は?
教員採用試験の高校の倍率はどのくらいかな?
例えば、茨城県の倍率をみてみましょう。
もちろん、自治体や受験科目にもよりますので参考程度にみてください。
小学校よりも中学校。
中学校よりも高校の方が倍率が高いですね。
各教科の倍率をみてみましょう。
こうみると保健体育の倍率が高いね。
次に秋田県の倍率をみてみましょう(HPからは削除されています)。
例として茨城県と秋田県を出しました。
2つの自治体で難しいのは圧倒的に秋田県です。
なぜか。
採用人数が「若干名」だからです。
これは「1~2人採用します。採用が0の場合もあります」
という意味だからです。
つまり、受験生の中でトップを目指さなければなりません。
しかも、基準を満たしていなければ成績がトップでも落ちます。
そのため、倍率が同じでもある程度の採用人数を確保している茨城県の方が合格しやすいのです。
高校教師になるのに難しい教科は?
各自治体によるところですが、主に以下の教科です。
- 体育
- 芸術科目
それぞれについて説明します。
体育
体育は単純に倍率が高いからです。
茨城県においては、採用5名に対して130名が応募しています。
倍率26倍!
また、体育は特殊な科目で、過去の実績をみられている場合もあります。
例えばですが、5名採用としていながら1名は元国体選手を採用することが内々に決まっているなどがあります。
根拠のない例ですが、こういった噂が多くあることも事実です。
特に採用の少ない地域では正攻法では合格できないのかもしれません。
芸術科目
これは主に、音楽・美術などを指します。
芸術科目は本当に採用が少ない科目のため合格が難しいです。
そのため、毎年1~2名しか採用されない自治体が多いです。
各高校には1名ほどしか配属されません。
1~2名しか採用されないとなれば、採用試験でトップの成績をとる必要があります。
もし、その年に優秀な人が受験していれば、合格はかなり難しくなります。
高校教師の採用試験は難しいのか?
少し、私の体験をお話しします。
私はとある自治体で理科の高校教師として倍率5倍の試験を突破しました。
6名の募集のところ30名の志願者が集まりました。
だいたいの自治体では、合格者の2~4倍の人数を1次試験で合格させます。
私が受けた自治体では12名が1次試験を突破しました。
そして2次試験で6名の中に残ることができました。
合格した後の感触としては
「そんなに難しくなかったな」
でした。
なぜでしょうか?
高校教師の採用試験はなぜ難しいと感じなかったのか?
採用人数が多い自治体では、本気で合格を目指している人は少ないからです。
他も受けていて、併願で受験している人が多いのです。
そのため、倍率は5倍でも本当のところは3倍かもしれません。
本気じゃない人とは勝負にならないもんね!
まず、1次試験はほとんど筆記試験で決まります。
面接を実施するところもありますが、筆記試験は大切です。
内容は、教職教養・一般教養・専門教科の3つです。
専門はできても教職ができないという人は多いです。
本気で目指していれば、専門外のこともしっかり勉強して望むので、コケることはありません。
2次試験まで残れば、半分は合格します。
しっかりと対策すれば必ず合格できます。
まとめ|採用人数の多い自治体の採用試験は難しくない!
今回は、高校教師になることの難しさについて紹介しました。
昔と違い、今は高校教師でも合格しやすいと思います。
しかし、地方では採用人数が1~2名という自治体もあります。
そういった自治体での合格は1回では難しいかもしれません。
また、体育や芸術のような科目も簡単ではありません。
しかし、本気で高校教師を目指し、日々の努力を怠らなければ絶対に合格できます。
頑張ってください。