大学職員は正式には公務員ではないので、副業もできるのでしょうか?
できればうれしいけどね、
気になっている人いませんか?
副業ができるかどうかは就職先の大学によります。
ポイントは、大学の規則を確認することと確定申告をしっかりやることです!
副業を考えている人は是非、参考にしてください!
・大学職員としての副業のルール
・副業の税金処理と申告方法
・副業がバレないためにするべきこと
大学職員の副業がバレる可能性と基本ルール5つ
大学職員が副業を行う際の可能性と基本的なルールは、だいたい以下の5つに集約されます。
この内容をしっかりと理解することで、副業を行う上での不安を少しでも和らげることができると思います。
大学職員の副業に関する基本ルールは以下の通りです。
- 副業の可否を確認する
- 法律と大学の規則を理解する
- 業務に影響を与えない副業を選ぶ
- 情報管理に注意する
- 副業の報告義務を守る
それぞれ詳しくみていきましょう!
副業の可否を確認する
副業を考えているなら、まずは自分の勤める大学の副業に関する方針を確認しましょう!
多くの場合、大学職員には副業が許可されていますが、条件があることも少なくありません。
実際に、副業が許可されている職員は以下のような人が多いです。
- 副業が本業の業務に影響しないと判断された人
- 副業内容が大学の品位を損ねないと判断された人
- 副業によって得られる知識や経験が、本業にプラスになると考えられる人
以上の点を踏まえ、副業を始める前に大学の人事部門に確認することが大切です。
また、大学によっては副業を全面的に禁止している場合もあるので、慎重に確認しましょう。
法律と大学の規則を理解する
副業をする上で、法律と勤務先の規則の理解は必須です。
・国立大学職員の場合は国家公務員法
・私立大学職員の場合は労働基準法や民法
にそれぞれ準じているよ!
具体的に注意すべき点は以下の通りです。
- 国家公務員法における副業の規制
- 私立大学職員の場合の労働契約に基づく副業の制限
- 副業による利益相反の禁止
これらの法律や規則に違反すると、懲戒処分の対象となることもあります。
事前にしっかりと理解しておきましょう!
また、副業に関する大学の内部規則も確認し、違反しないように気をつけましょう。
業務に影響を与えない副業を選ぶ
副業を選ぶときに最も重要なのは、本業に悪影響を与えないことです。
副業で疲れてしまい、本業のパフォーマンスがさがるのはよくありません。
あくまで、本業を優先するようにしましょう。
情報管理に注意する
副業をする上で避けて通れないのが、情報管理の問題です。
特に、大学職員としてあつかう機密情報や個人情報の管理には細心の注意が必要です。
例えば、以下のような注意が必要です。
- 大学での業務で得た情報を副業で利用しない
- 副業先での情報を大学の業務で利用しない
- SNSやブログでの情報発信に際して、機密情報を漏らさない
情報のあつかいには十分注意し、プライバシーポリシーに違反しないようにしましょう。
また、副業先と本業先での情報セキュリティの基準を理解し、それぞれに適切な対応を心がけることが大切です。
副業の報告義務を守る
多くの大学では、副業をする場合に報告義務が設けられています。
この報告義務を怠ると、副業が発覚したときに罰則がある場合があります。
副業の報告は、お互いの信頼関係にもつながるので、必ずやりましょう。
報告できないような副業はやらないようにしよう!
大学職員の副業がバレる?税金処理と申告方法4つ
副業をする大学職員が税金処理と申告を行う上で知っておくべき方法は、主に以下の4つです。
これらのポイントを理解して、税金の問題で後悔することがないようにしましょう。
副業収入の税金処理と申告方法には以下のようなものがあります。
- 確定申告の基礎を学ぶ
- 副業収入の所得区分を理解する
- 住民税の申告方法を把握する
- 税務署への相談窓口を利用する
それぞれ詳しく解説していきます
確定申告の基礎を学ぶ
副業で収入がある場合、確定申告が必要になることがほとんどです。
特に、本業の給与以外に20万円以上の収入がある場合は、確定申告を行う必要があります。
確定申告には期限があるので、期限内に提出するようにしましょう。
副業収入の所得区分を理解する
副業収入は「給与所得」「事業所得」「雑所得」など、収入の種類によって所得区分が異なります。
この区分によって、控除できる経費や必要な書類が変わってくるため、自分の収入がどの区分に当たるのかを正確に理解することが大切です。
具体的な所得区分は以下のようになります。
- 給与所得:副業で雇用契約を結び給与を得ている場合
- 事業所得:独立して事業を行い、収入を得ている場合
- 雑所得:一時的な仕事や講演料、原稿料など
これらの所得に応じて、適切な申告を行いましょう。
住民税の申告方法を把握する
確定申告を行うと、所得税のほかに住民税の申告も必要になることがあります。
住民税は前年の所得に基づいて計算され、通常は本業の給与から天引きされますが、副業収入がある場合はその分も加算されます。
住民税の計算方法や申告方法は以下のようになります。
- 前年の所得に基づく計算
- 確定申告時に自動的に行われる場合と、自治体への別途申告が必要な場合がある
自治体によって異なる場合があるので、住んでいる地域の役所に確認することが大切です。
税務署への相談窓口を利用する
税金に関する疑問や不安がある場合は、税務署の相談窓口を積極的に利用しましょう。
税務署では、専門の職員が無料で相談に乗ってくれます。
談窓口を利用することで、確実な申告を行うことができます。
また、オンラインでの相談やセミナーも開催されている場合があるので、積極的に参加してみてください!
大学職員が副業でSNSを使用するときに注意すべきポイント3つ
SNSやインターネットを利用した副業を行う大学職員が注意すべきポイントは、主に以下の3つです。
これらのポイントを押さえ、トラブルを避けましょう!
SNSやインターネット副業で注意すべきポイントは以下の通りです。
- 個人情報の取り扱いに慎重にする
- 大学の名誉を損なわない行動を心がける
- 著作権や肖像権を尊重する
それぞれ詳しく解説していきます。
個人情報の取り扱いに慎重にする
SNSやインターネット上での副業では、個人情報の取り扱いに特に注意が必要です。
特に、自分自身や他人の個人情報を不用意に公開することは避けましょう。
個人情報の取り扱いに関する注意点は以下の通りです。
- 自分の勤務先や役職、連絡先などの詳細情報の公開を避ける
- 顧客や取引先の情報を無断で公開しない
- SNSのプライバシー設定を適切に管理する
これらの対策を講じることで、個人情報が流出するリスクを減らすことができます。
また、自分の情報だけでなく、他人の情報を尊重する姿勢も重要です。
大学の名誉を損なわない行動を心がける
大学職員としての行動は、所属する大学のイメージに直接影響を与えます。
そのため、SNSやインターネット上での発言や行動には、慎重になりましょう。
以下のことを意識しましょう。
- 大学に不利益を与えるような発言を控える
- 職務に関連する情報を無断で公開しない
- SNSでの発言が個人の見解であることを明記する
これらの点を意識することで、職場の信頼を守りつつ、副業を行うことができます。
著作権や肖像権を尊重する
インターネット上での副業を行う際は、著作権や肖像権の問題にも注意が必要です。
他人の作品や写真を無断で使用することは、法律に違反する可能性があります。
著作権や肖像権を尊重するためのポイントは以下の通りです。
- 使用する画像や文章は、著作権フリーのものを選ぶか、必要な許可を取る
- 他人の肖像を無断で公開しない
- 引用する場合は、適切に出典を明記する
これらの対応を行うことで、副業においても法的トラブルを避けることができます。
また、創作活動を行う場合は、自分の作品が他人によって不正利用されないように、著作権登録などの対策をとりましょう!
大学職員の副業がバレない方法4選
副業禁止の大学の場合は、以下の方法で副業バレを防ぐ必要があります。
副業がバレないように工夫する方法は次の4つがあります。
- 副業による所得が20万円を超えないようにする
- 確定申告のときに住民税を自分で納税できるようにする
- 副業による所得を家族名義の口座に入るようにする
- 副業のことを安易にしゃべらない
これはあくまで副業が職場にバレないようにする方法です。
決して脱税をするための方法ではありません。
また、確実にバレないとは限りません。
バレるときはバレますので覚悟して行ってください。
それでは、それぞれ詳しく紹介していきます。
副業がバレる主な理由については以下の記事を参考にしてください。
教師の副業について紹介していますが、全ての職業で使える方法です。
副業による所得が20万円を超えないようにする
確定申告による申告が必要なのは副業による所得が20万円を超えたときです。
そのため、副業による所得が年間20万円を超えないようにしましょう。
副業による所得が年間20万円を超えなければ、確定申告の必要がなくなるので職場に副業がバレる可能性は低くなります。
副業が軌道に乗ってきたら注意しよう!
確定申告のときに住民税を自分で納税できるようにする
副業による所得が年間20万円を超えたら、確定申告をしなければなりません。
確定申告は、その年にいくら稼いだかを申告することです。
稼いだ額によって、次の年に収める税金が決まります。
普段は皆さんの職場の事務がやってくれているので、皆さんの給料から天引きされています。
しかし、副業で稼いだ分は自分でやらなければなりません。
これをサボってしまうと、副業分の税金額を職場の事務に知られてしまいます。
事務の人は職場全員の税金を計算するため、一人だけ収める税金が多ければ絶対に気付きますし怪しまれます。
そうならないためにも、副業で稼いだ分の所得については自分で税金を納めるようにしましょう。
やり方は簡単です。
住民税の徴収方法の選択を「自分で納付」にするだけです。
東京都北区のHPより
自治体によって形式は異なりますが「自分で納付」にしてください。
しかし、これで完璧ではありません。
「自分で納付」に○をつけているにも関わらず、役所が間違って「給与からの天引き」にしてしまうことがあります。
役所のミスでバレることもあるんだね
そうならないためにも、確定申告の時期になったら役所に出向いて念押しするなどの工夫も必要です。
副業による所得を家族名義の口座に入るようにする
副業による所得を家族名義の口座に入るようにすれば、表向きはあなたが稼いだことにはなりません。
紹介しておいてなんですが、これは結構グレーな方法です。
年間の所得が20万を超えるようであれば、必ず確定申告は必要です。
バレたときのリスクは大きいのでちょっとオススメできません。
副業のことを安易にしゃべらない
副業がバレる原因は、意外と自分自身にある場合が多いようです。
黙っていればバレなかったのに、同僚に喋ってしまい職場に報告されてしまったり。
SNSで発信してバレてしまったりなど、、、
まずは、副業していることを周囲に知られない努力が必要です。
自分からバラさないようにね!
大学職員の副業がバレた時の対処法と予防策3つ
それでも副業がバレることに対する不安はありますよね。
特に副業が禁止されているならなおさらです。
この不安を解消するためには、事前の準備と適切な予防策が必要です。
副業がバレた時の対応と予防策には以下のような方法があります。
- 事前に上司や人事部と相談する
- 守秘義務違反にならないよう配慮する
- 副業がバレた場合の対応策を準備する
それぞれ詳しく解説していきます。
事前に上司や人事部と相談する
副業を始める前に、所属する大学の上司や人事部と相談することが最も重要な予防策です。
この相談により、副業に対する大学の方針を理解し、許可を得ることができます。
事前相談のポイントは以下の通りです。
- 副業の内容と時間配分を明確に説明する
- 本業への影響がないことを強調する
- 大学の規則や方針に従う意思を示す
このアプローチによって、副業に対する理解と信頼を得ることができます。
守秘義務違反にならないよう配慮する
副業においては、所属する大学の機密情報をあつかう立場にある場合、特に守秘義務の守ることが求められます。
守秘義務違反を避けるための配慮は以下の通りです。
- 副業先で大学の機密情報を共有しない
- SNSやブログでの情報発信時に注意する
- 副業先との間で守秘義務契約を結ぶ場合は特に慎重に行動する
これらの対策をすることで、守秘義務違反のリスクを最小限にすることができます。
副業がバレた場合の対応策を準備する
万が一、副業がバレた場合に備えて、対応策をあらかじめ準備しておくことも重要です。
この準備により、予期せぬ事態にも冷静に対応することができます。
副業がバレた時の対応策は以下の通りです。
- 事実関係を正確に説明する
- 本業に対する影響がないことを再確認する
- 必要であれば、副業の調整や中止を申し出る
このような準備をしておくことで、副業がバレた場合でも、すぐに対応することができます。
まとめ|大学職員での副業は規則を守って行う
今回は大学職員の副業について紹介しました。
まずは「副業可能」か「副業禁止」かを確認しましょう。
副業可能の場合には以下のことに気を付けましょう!
- 副業を大学の規則にもとづいて行う
- 大学で得た情報等を副業に利用しない
- 年間の所得が20万円を超える場合は確定申告を行う
副業禁止の場合は以下のことに気を付けましょう!
- 副業による所得が20万円を超えないようにする
- 確定申告のときに住民税を自分で納税できるようにする
- 副業による所得を家族名義の口座に入るようにする
- 副業のことを安易にしゃべらない
公務員のように法律で禁止されているわけではないので、バレたときは職場での処分になります。
上記のことを守っていてもバレるときはバレるので、副業禁止の大学で副業をするときは、覚悟して行ってください。