今回は国立大学法人等職員採用試験(一次試験)の勉強法と対策についてです!
以前の記事では、国立大学法人等職員採用試験の概要と倍率についてお伝えしました。
国立大学法人等職員採用試験については分かったけど、どうやって勉強したらいいのか分からないよ、、、
そこで今回は国立大学法人等職員採用試験(一次試験)の勉強法と対策について、私自身が実際に利用した参考書や活用法、参考になったサイト等を紹介していきます!
海仁は以下の勉強法と参考書で勉強期間6ヶ月で合格できました!
・国立大学法人等職員採用試験(一次試験)の勉強法と対策
・海仁の勉強方法を紹介!
面接試験対策の考え方について知りたい方は次の記事を参考にしてください。
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)では以下の科目が出題されるのでした。
一般知識 | 社会(7問) 人文(7問) 自然(6問) |
一般知能 | 文章理解(7問) 判断推理(8問) 数的推理及び資料解釈(5問) |
難易度は、一般的な公務員試験と同じレベルでしたね。
大学職員を目指すにあたって次の本は必ず購入してください。
この本には、大学職員の仕事内容や受験生からの受験報告、過去問などが掲載されています。
この本なくして合格はあり得ないので必ず購入してください。
そして何度も読み込んでください。
限られた時間で合格を勝ち取るためには情報収集が何よりも重要です。
また、4月には模試があります(国立大学法人等職員採用試験模試)。
中期的な目標ができるのと実際に模試を受けることで自分に足りない箇所が再認識できるのでオススメです。
それでは1科目ずつ勉強法を紹介していきます。
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策:社会
社会は細かく以下のように分類されます。
- 政治経済
- 日本史・世界史
- 地理
政治経済の勉強法
政治経済をさらに細かく分類しましょう。
- 日本国憲法
- 基本的人権
- 国会
- 内閣
- 裁判所
- 地方自治
- 選挙
- 行政に関する諸問題
- 各国の政治制度
- 国際連合
- 国際政治
- 需要曲線と供給曲線
- 消費者と生産者の行動
- 市場と経済厚生
- 国民所得とその決定
- 経済政策論
- 金融政策と制度
- インフレーション
- 財政の機能と財政制度
- 租税制度
- 経済史
- 世界の通貨・貿易体制
- 日本の経済事情
- 世界の経済事情
かなり細かく記載しました。
私は、高校では理系だったのでほぼ0からのスタートでした。
政治経済の参考書
まず私が使用した参考書ですが、次のものを使いました!
様々な公務員試験の過去問を詰め込んであります!
解説も丁寧なのでオススメですよ!
オススメのYouTubeチャンネル
参考書1冊でどうにかできるほど甘くはないですよね!
丸暗記では無くて、流れや意味を理解しながら覚えていくことがポイントです!
以下の動画チャンネルがオススメです。
例えば令和3年度の政治分野で出題の「アメリカの政治制度」についてはこの動画1発でOKです!
スピード感もあるので時間が無いときにすごく便利です。
もちろん、1回観ただけでは覚えきれないので、繰り返し観ました!
勉強の流れは以下の通りです。
勉強する項目の動画を視聴し、内容を理解する。
YouTubeで勉強したあとであれば、解ける問題が多かったです。
1回で理解できない部分もあるので、そこは繰り返し復習しましょう。
センター試験の標準的なレベルの問題であれば、選択できる程度には仕上がったと思います!
日本史・世界史の勉強法
日本史・世界史も受験科目ではなかったので、基本から勉強しました。
私は以下の本からスタートしました。
上記の参考書は、物語風に歴史を解説してくれているので、理解しながら覚えるにはピッタリでした。
動画では以下のものがオススメです。
地理の勉強法
地理は細かい暗記が難しく、すぐに忘れてしまいます。
そこで、理解して暗記できるような参考書を探しました。
参考書
私が使用した参考書は以下のものです。
この参考書は「なぜ、そうなるのか?」というのを大切に書かれてあるので、無味乾燥な暗記だけではありません。
理解して納得して覚えると忘れにくいのでオススメです。
また、先ほど紹介した過去問集も使いました。
「人文科学」には地理・日本史・世界史の問題が掲載されています。
勉強の流れは以下の通りです。
最初に参考書を読み、理解して頭に入れるようにしましょう。
参考書を見ながらでもいいので、問題に慣れましょう。
1回で理解できない部分もあるので、そこは繰り返し復習しましょう。
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策:数的推理
まずは、数的推理の問題を見てください。
* 新スーパー過去問ゼミ7 数的推理(濃度)より
これは濃度の問題なのですが、解くのに時間かかりそうじゃないですか?
以前の記事でも書きましたが「国立大学法人等職員採用試験」は時間との闘いです。
40問を120分で解く必要があります。
単純計算で1問にかけられる時間は3分です。
普通に解いていたら10分くらいかかってしまいます。
数的推理の勉強法
数的推理では、何回も問題演習をしていれば慣れてくると思っている人がいますが、苦手な人は真似しない方がいいです。
なぜなら、解き方の本質を知らないと同じような問題は解けても少し捻られると解けなくなるからです。
特に国立大学法人等職員採用試験では、40問のうち4問出題されます。
「同じような問題出てください!」
なんて祈ってても仕方ないです!
参考書
「新スーパー過去問ゼミ7 数的推理」では、豊富な問題数と詳しい解説や時短方法まで載っているのでオススメですよ!
YouTube
どうしても「数的推理」がとっつきにくいと言う人はYouTubeを利用することもできますよ!
以下は数的推理の中の「年齢算」の解説を行っている動画です。
このYouTubeはすごく分かりやすかったです!
年齢算意外にも仕事算やニュートン算など解説しています。
公務員試験で必要な数的処理に関する知識は一通り身につけることができますよ!
また次のYouTubeも公務員試験界隈では有名です!
勉強の流れは以下の通りです。
よく出る問題、難易度を確認しましょう。
解き方や思考の過程を勉強しましょう。
解き方や思考の仕方を崩さずに多くの問題に触れましょう。
場合当たり的な解き方ではなく、基礎に忠実に問題を解くようにしましょう。
数的推理はただ問題数をこなすだけでは解けるようにはなりません。
特に数的推理が苦手な人は、基礎を大切にしてください。
多くの人が苦労する何問であっても基礎に忠実に取り組めば解けます。
あとは、演習を繰り返し時間内に解けるようにすることです。
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策:判断推理
まずは、問題を見てください。
これは「嘘つき問題」と呼ばれている問題です。
名前がついているくらいなので、ちゃんとした解法が存在します。
しかし、やり方が分かっていないと数的推理と同様に時間を無駄にしてしまいます。
判断推理のポイントは「分かっている情報を表に素早くまとめる」ことです。
まとめることができれば問題は簡単です。
いかに早く正確にまとめられるかが勝負の分かれ目です。
しっかりと練習して臨むようにしましょう!
ポイントが分かれば、勉強の仕方は数的推理と同じです。
参考書
「新スーパー過去問ゼミ7 判断推理」では、豊富な問題数と詳しい解説や時短方法まで載っているのでオススメですよ!
YouTube
参考書よりもリアルタイムで思考の仕方が分かるのでYouTubeはオススメです!
数的推理と同様にYouTubeはすごく分かりやすかったです!
また次のYouTubeも公務員試験界隈では有名です!
勉強の流れは以下の通りです。
よく出る問題、難易度を確認しましょう。
解き方や思考の過程を勉強しましょう。
表に素早く情報をまとめることを意識しましょう。
判断推理は表にうまく情報をまとめることができれば簡単に正解を導くことができます。
それができるようになるためには、場数を踏むことが必要です。
問題によっては2つ3つの情報を表にまとめなければならない場合もあります。
問題集を使って多くの問題に触れるようにしましょう。
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策:英語
英語は文章理解の問題として出題されます。
令和元年度より問題数が4問になり、落とすとかなり厳しい状況になります。
問題の形式としては4問すべて「内容理解」です。
英文を読み、選択肢から正解を選ぶ形式です。
選択肢は日本語で書かれているので、選択肢から読み、大まかな内容を把握してから英文を読むといいでしょう。
英語が得意な人は特に対策はしなくても大丈夫です。
私は高校生の頃から英語が不得意だったので念入りに対策しました。
文法の細かい知識は問われないため、必要な単語を覚えるところから始めました。
参考書
まず単語帳ですが、皆さんが学生時代に使っていた単語帳で十分です。
私は「システム英単語」という単語帳を使っていたので、10年ぶりに引っ張り出して勉強しました。
全部覚えれば国立大学の2次試験まで対応可能な単語帳なので、システム英単語1冊で問題はありません。
また「公務員試験 本気で合格! 過去問解きまくり! 」で実践的な問題に触れました。
英語と次に紹介する現代文については次の問題集の方が良いと感じました!
公務員試験に出る形式での演習には必要不可欠です。
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策:現代文
現代文も文章理解の問題として出題されます。
問題数は3問で落とせません。
平成30年度までは古文が1問ありましたが、それはなくなりました。
問題の形式としては3問すべて「要旨把握」です。
文章を読み、選択肢から正解を選ぶ形式です。
現代文ですが、時間の無い中ではレベルはかなり高いです。
英語と同様に「公務員試験 本気で合格! 過去問解きまくり! 」で問題に慣れておきましょう。
国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策:時事問題
毎年2問は時事問題が出題されます。
毎日のニュースに目を向けてください。
しかし、それだけでは対策は不十分です。
私は次の参考書で時事問題をまとめました。
出題のポイントがまとまっているので便利です。
また、次の本で演習をしました。
1冊にまとまっていないのが残念ですが、中身はかなり良いと思います。
また、政治経済で紹介した「miniいけ先生の倫政チャンネル」では毎月の主要なニュースを解説しているのでそちらもご覧になってください。
まとめ|国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策は計画的に
今回は、国立大学法人等職員採用試験(統一試験)の勉強法と対策について紹介しました。
私は高校で理科の教員として働いていたので、理科と数学の対策は特に行いませんでした。
しかし、勉強法としては皆さんが高校時代に使用していた参考書を使用するだけで十分だと思います。
また「物理」についてはまったく習っていない人は捨て問にすることをオススメします。
勉強量に対して配点が1点(1問)と割に合わないからです。
それであれば、生物(2問)や地学(1問)、化学(1問)に時間を割いた方が効率的です。
公務員試験対策は限られた時間の中でどれだけ効率よく対策できるかが勝負です。
私は高校教員をしながらの受験でした。
仕事で帰りが遅くなることや疲れて勉強したくない日もありました。
しかし、そんな日でも少しは勉強する癖をつけました。
「財政の時事を読む」「英単語50語覚える」「数的推理の問題1問を解く」
なんでもいいです。
少しでも毎日続けることが大切です。
その代わり、まとまった時間がとれるときは集中して勉強しましょう。
毎日勉強している現役大学生と勝負するためには、時間があるときは勉強するということを意識してください。
私の対策法を参考に、是非自分なりの勉強を見つけてください。